179本目のゲームレビューです。
評価
64点
〇普通
1コイン(350円)で購入できるゲームとしては良く出来ていますが、それ以上、価値のあるゲームとまでは感じませんでした。
Steamレビューでは高評価ですが、過度な期待はしないほうがいいかもしれません。
『Buckshot Roulette(バックショット・ルーレット)』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2024年4月5日 | PC(Steam) |
どんなゲーム?
エストニアの独立系ホラーゲーム開発者Mike Klubnika氏が開発したホラーテイストのミニゲーム
とあるクラブの個室で怪しい格好をしたディーラーとショットガンを使用したロシアンルーレットで対決する
感想など
ショットガンでロシアンルーレット
『Buckshot Roulette』は、実弾と空弾が混ざって装填されたショットガンを使用し、1対1のロシアンルーレットで対決するゲームです。
最初は自分のターンで、ショットガンを持ち、自分か相手を撃ちます。
自分を撃って空弾だった場合、もう1度自分のターンになります。しかし、実弾だった場合は、ライフが1減った上、相手のターンになります。
相手を撃って実弾だった場合、相手のライフが1減り、空弾だった場合はライフは減りません。そして、実弾でも空弾でも相手のターンになります。
このようにして、先に相手のライフを0にしたほうが勝利となります。初期ライフと実弾と空弾の数はラウンドごとに変わります。
ただ、これだけでは完全なギャンブルでつまらないのですが、1ラウンド目を勝利すると以下のようなアイテムが登場します。
- 煙草 … 1服してライフが1回復する
- 拡大鏡 … 砲身内の弾が実弾か空弾か確認できる
- 手錠 … 相手の次のターンをスキップさせる
- のこぎり … 次のショットガンの威力を2倍にする
- ビール … 現在の弾を発砲して取り除く
これらのアイテムをシナジーを考えて使用することでギャンブルではなく戦略的に勝負をすることができます。
例えば、拡大鏡を除いて次の弾が実弾であれば、のこぎりで威力を上げてから相手を撃つという感じですね。
1周目クリア後から本番
ディーラーとのロシアンルーレットで対決は、3ラウンド勝利するととりあえずゲームクリアとなります。
1ラウンド目は、アイテムがないためただのギャンブルですが、2ラウンド目と3ラウンド目はアイテムがあるので、むしろ1ラウンド目より楽だったりします。というかアイテムをもらえる量が多い3ラウンド目が1番易しかったりします。
また、ラウンドの途中でやられてしまっても1ラウンド目に戻されないのでクリア自体は難しくなく誰でもできるでしょう。30分もかからないと思います。
1回クリアすると「ダブル・オア・ナッシング」がアンロックされます。
これは、いわばエンドレスモードで1ラウンド目からアイテムが出てくるようになり使い捨ての携帯電話や逆変換装置、アドレナリンなどの新しい種類のものも増えています。
ラウンドごとの、もらえるアイテム数、ライフ、実弾と空弾の数は毎回ランダムで決定されます。
2周目からのアイテムでは、次撃つ弾の実弾と空弾を逆転させる逆変換装置が面白いですね。例えば拡大鏡で覗いたら空弾だったけどのこぎり(撃った弾の威力2倍)持っているから確実に実弾が欲しい時などに非常に便利です。最強は相手のアイテムを奪うアドレナリンなんですけどね。
このモードでは、3ラウンド取るとそのままスコアとするか、もう3ラウンド続けてスコアを伸ばすか選択できます。続けた場合、負けるとスコアは0です。まさに「ダブル・オア・ナッシング」ということですね。
このようにして、点数(取得金額)をのばすスコアアタックがこのゲームの本番といえるでしょう。
なお、本レビュー時は、対戦相手がディーラーだけですが、ネットワークを利用した対人戦を導入するアップデートも予定されているそうです。
友達と対戦はなかなか面白そうですね(そのままだと先手がかなり有利な感じがするけど)
※4月11日追記
何故か「Buckshot Roulette ピル」の検索ワードで来られる方が多いようなので補足します。
ピルを使用する効果は「ダブル・オア・ナッシング」モードに入ることです。
使用方法もわかりにくいですが、以下のSSの状態が「はい」を選んでる状態です。
グレーになってるほうが選択してる方です。
選んだら、1周目のような元に戻った画面に戻りますが、それで「ダブル・オア・ナッシング」モードに入っています。
でも個人的には合わなかった
『Buckshot Roulette』は上述したようなゲームでSteamレビューでも大変高い評価を受けていますが、正直に言うと個人的には合わなかったゲームです。
理由は明らかで、ギャンブル性が強すぎるという点です。ギャンブルは嫌いなんですよ私(^_^;)
「運ゲー」の概念であれば、どんなゲームにもあるので私も許容してますが、この運要素がゲームの一側面に過ぎない補助的なものでなく、プレイヤーの技術や戦略と関係なくゲームの全てを支配する主要な要素になると「ギャンブル」の領域となります。
『Buckshot Roulette』もアイテムを上手に使うことにより、確実に結果を出せるラウンドもあるなど戦略性はあるのですが、どうしても神頼みのギャンブルになる時があります。
特に1周目のラウンド1はアイテムがなく、完全なギャンブルだったため、即投げ出しそうになりました。実弾1:空弾2の割合で空弾は3分の2の確率なのに自分に弾撃ったら実弾当たるとかが1回や2回ならまだしも、何回もそういうことが重なってくると流石にストレスが溜まってきます。だから嫌いなんですよねギャンブル。
ただし、お値段は350円と非常にリーズナブルな価格なので、私ほどギャンブル嫌いな方でなければ、ちょっとした暇つぶしなどにはいいゲームかもしれないと思いました。
以上
『Buckshot Roulette』のレビューでした。
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