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『Killer Instinct(キラーインスティンクト)』の感想・レビュー

キャラは濃いがお手軽コンボが楽しい格ゲー

165本目のゲームレビューです。

評価

78点

〇良ゲー

対人戦のコンボとコンボブレイカーのシンプルな駆け引きが面白いです。

ボタンを連打してるだけでもコンボが出せるので格ゲー初心者の方にもオススメです。

『Killer Instinct』とは

発売日・対応機種

発売日 対応機種
2013年11月22日 Xbox one(北米、欧州)
2014年9月4日 Xbox one(日本)
2017年9月28日 PC(Steam)

どんなゲーム?

2013年11月22日(日本では、2014年9月4日)にXbox Oneのローンチタイトルとしてリリースされた格闘アクションゲーム

感想など

※本レビューは、2013年にXbox One用タイトルとしてリリースされたリブート版Killer Instinctのレビューとなります。

基本プレイ無料云々

『Killer Instinct』は2023年にリリース10周年を迎えた際にアップデートで「基本プレイ無料化!」というニュースが流れて興味を持たれた方もいると思います。

しかし、これは実は大したものではなく、Xbox版『Killer Instinct』は元々リリースされた時から既に基本プレイ無料で遊べ、それがSteam版にまで拡張されたというだけのことです。

また、この基本プレイ無料というのも使用キャラクターが全29体中の1体(どのキャラかは毎週変わる)だけという殆ど試用版といっていいものです。

このため、試用版として無料でプレイするのであればいいと思いますが、ゲームを満足にプレイするのであれば買い切り版の『Killer Instinct Anniversary Edition』Steamで購入するかGAME PASSでプレイすることを推奨します。

無料版は29体中1体のキャラしか使用できない

初心者でも簡単なコンボシステム

『Killer Instinct』は、の3種類のパンチとキックの6ボタンを使用し、コマンド入力により必殺技を繰り出す一般的なスタイルの格ゲーですが、同種の格ゲーにない特徴として独自のコンボシステムがあります。

コンボは「オープナー(コンボ開始技)」から始まり、「オートダブル」「リンカー」を経て、「エンダー(コンボ終了技)」で締めくくります。

こう聞くと難しそうですが、そんなことはなく「コンボアシスト機能」で方向キーとボタン連打で勝手にコンボが出るので、格ゲー初心者でも簡単です。

方向キーとボタン連打で自動コンボ

アシスト機能の使用の有無でコンボの威力低下などのデメリットはありません。また、アシストで意図せず技が暴発することで困る場合は、「オープナー」「リンカー」「エンダー」の各パーツごとにアシストのON/OFFの切り替えが可能です。

コンボで注意したい点は、必ずコンボを「エンダー」(アシストならコンボ中にレバー前強攻撃)で締めることです。エンダーまで決めないと相手に蓄積した仮ダメージ(白ゲージ)の分を乗せることができず、大ダメージを与えることができません。

とりあえず、初めてプレイする人はトレーニングモードなどでコンボアシストを試してみてください。連打してるだけで次々と技が繋がるので楽しいですよ。

駆け引きのあるコンボブレイカー

アシスト機能により、初心者でも簡単にコンボを出せますが、相手のコンボに対抗する手段として「コンボブレイカー」というシステムがあります。

コンボブレイカーは、コンボを食らっている最中に相手の出している技と同じ強さのPK同時押しで出せて、成功すれば「ココココココンボォゥ!ブレイィカァー!!!」というナイスなナレーションとともにコンボを中断させる喰らい抜けシステムです。

コンボを食らってる最中にPK同時押し

コンボブレイカーは、成功すれば、対戦の流れを変えて主導権を取り戻すチャンスができます。

しかし、押すボタンを間違えたり、タイミングがずれるなどして失敗すれば数秒間コンボブレイカーの出せないルックアウト状態になるリスクもあります。

さらに、相手側にはコンボブレイカーに合わせてカウンターをするカウンターブレイカーというテクニックもあります。

『Killer Instinct』は、これらのコンボとコンボブレイカーの読み合いと駆け引きにより、対戦をシンプルながらも奥深いものにしています。

総勢29名のキャラクター達

『Killer Instinct』は総勢29体のキャラクターが登場します。

スタンダードなキャラクターから個性的なキャラクターまで多岐にわたり、プレイスタイルの幅は広いです。

ここでは私のお気に入りのキャラクターを紹介します。

Jago

Jagoは、スタンダードでバランスのよい初心者から上級者まで扱いやすいキャラクターです。

リュウケンタイプの格ゲーのテンプレ主人公なので格闘ゲームをある程度触ったことがある人なら使ってすぐに「あーハイハイ、波動拳と昇竜拳と竜巻ね」と技を理解できるとっつきやすさです。

とりあえずシステムを理解するまではこのキャラクターを使用するのがオススメです。

Hisako/Shin Hisako

Hisakoは、映画「リング」の貞子のような見た目で強烈なインパクトのキャラクターです。

移動は激遅ですが当身技で敵の攻撃を封じつつトリッキーな動きと投げ技でプレッシャーを与えるというスタイルで戦います。

一方、Shin Hisakoの方は武器が薙刀から刀に変わり、使用感は全然別物でスタンダードな扱いやすいキャラクターになります。

髪も切ってちょっと可愛くなってるのもポイントです。

Rash

Rashは、オリジナルのKiller Instinct(1994)を開発したレア社が1991年にファミコンなどで発売した「バトルトード」の主人公でKiller Instinctにゲスト参加しているキャラクターです。

原作を忠実に再現した技でド派手に暴れまくります。

 

他にも魅力的なキャラクターはまだまだたくさんいますが、今回はこれくらいにしておきます。


以上

『Killer Instinct(キラーインスティンクト)』のレビューでした。

 

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