42本目のゲームレビューです。
評価
90点
〇かなりの良ゲー
思っていた以上によく出来たゲーム
ストーリーも面白くてアドベンチャーゲーム好きにはオススメ
AI:ソムニウム ファイルはどんなゲーム?
スパイク・チュンソフトから発売をされたアドベンチャーゲーム
シナリオとディレクターはEver17や極限脱出シリーズなどを手掛けた打越鋼太郎がを務めている
ABISという警察の特殊機関に所属する主人公の伊達がAIを搭載した義眼のアイボゥと共に猟奇殺人事件の真相に迫る
CERO:Z(18才以上のみ対象)
感想など
フルボイスでヌルヌルに動きまくる3Dアニメグラのキャラクターたち
キャラクターなどのグラフィックは顔グラも含めて3Dで作られているのだが、静止画だと普通の2Dアニメにみえるくらいよく出来ている。2Dのアニメ絵に見えるが3Dモデルで作られているのでヌルヌルとよく動く。顔グラの表情も豊かで、3Dの2Dアニメ風表現ではトップレベルのクオリティかもしれない。
また、このゲームはアドベンチャーゲームなので当然テキストの量はは多いのだが、キャラクターのセリフについては全てフルボイスで喋ってくれる。テキストを読むのって結構疲れるのでフルボイスで読んでくれるっていうのは実はかなり有難い。声優もプロなのでみんな上手いぞ。
いくつも分岐していくストーリ
肝心のお話のほうであるが、これもかなりよくできている。ストーリーは1本道ではなくいくつものパートに分岐して各パートで伏線を回収していくような感じ。最後まで謎を宙ぶらりんにしておいて先がすごく気になる展開からの終盤で一気に伏線をドバーっと回収させて行く構成は本当に上手いなぁと。
そして、ルートによってはガチで泣ける。ゲームで初めて泣いたかもしれない。ちなみにこれまでの最高記録はFF10の「ラストはちょっとウルッときた」です。
100%滑るダジャレとしつこい下ネタ
シリアスそうな雰囲気と異なり、ギャグ要素が結構満載である。ギャグ要素が多いのは別に構わないんだけど、下らないダジャレと息を吐くように出てくる下ネタばかりなのがちょっと微妙な感じ。自分は、人並みにエロは好きな方だと思うが、自分が好きなのは童貞の中学生が「女の子のココってどうなってるんだろう(キャッキャッ」というピュアなエロスであって、風俗通いのオッサンがTPOをわきまえずに言う「イソジンって女の子とのベロチューの味がするなぁ(グヘヘ」みたいなのは正直嫌いである。絶対後者のほうを職場で平然と言ってるタイプのオッサンだろこのゲームのシナリオ書いた奴!今の時代いかんよそういうの
あとは、漫画やアニメの有名なセリフを使ったパロディネタなんかも多かった気がするけど元ネタ知っててもあまり笑えなかったかも。
ただし、ダジャレと下ネタとパロディネタ以外のギャグも少しばかりあり、こういうのは結構笑えるものもあった。
ソムニウムパートも面白い
このゲームの一番の特徴が、捜査対象の夢の世界に入り込んで真実を操作するソムニウムパートであるが、これがなかなかに楽しい。ポイントアンドクリックのように対象となる物に対してアクションを起こしてリアクションを見るだけのものだが何かとカオスで突拍子のないリアクションが帰ってきたりするので面白い。
このパートで起こした行動の結果でシナリオが分岐するっていうのもいいね。
ただし、リアクションが本当に突拍子もないことからどの選択肢が正解であるか予想するのはほぼ無理であてずっぽうと総当たりでやるしかない。でも、このゲームって一応推理モノのアドベンチャーな部分もあるわけだからロジックを捨て選択肢を総当たりをするというのは何かもやもやするかなぁ。
続編に期待大
続編『AI: ソムニウムファイル ニルヴァーナ イニシアチブ』が2022年6月に発売予定らしい。今度の主人公はなんと小学6年生から高校生に成長したみずき。
このゲーム大変面白かったので続編も期待ですね。
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