68本目のゲームレビューです
評価
58点
〇良ゲー
カジュアルに遊びやすくなったメガテン
ストーリーは好みが分かれそうだが、悪魔合体で自分の好みの仲魔を作る楽しさなんかはいつもどおり
ソウルハッカーズ2はどんなゲーム?
1997年に発売された『デビルサマナー ソウルハッカーズ』(以下「ハッカーズ1」)から20年以上の時を経て発表された「2」のナンバリングを付される女神転生シリーズの流れを汲む新作タイトル
ストーリーはハッカーズ1と直接繋がってはいないが、マダム銀子などハッカーズ1で登場したキャラクターと同じ名前のキャラクターが何人か登場する
感想など
遊びやすく設計されたシステムで快適にダンジョン探索
ソウルハッカーズ2はいわばペルソナシリーズを含む広い意味でのメガテンシリーズの流れを汲むゲームだが、これまでのシリーズより以下の点が遊びやすいようになっていてシリーズの未経験者でもとっつきやすいようになっていると感じた
・どこでもセーブできる
・エネミーシンボルに斬りつけてもすぐに戦闘にはならずそのまま避けることもできる
・マップが不思議のダンジョンシリーズのように半透明で画面全体に表示できて探索しやすい
・エネミーシンボルにクエスト対象やサーチ設定が表示されて中の敵を判別できるようになった
このようなシステムのおかげで、広いダンジョンでもザコとの戦闘はほとんど避けて探索することも可能となった
しかし、受動的に発生するザコ戦がほとんどなくなったことによって、自ら能動的にザコと戦わなければボス戦でレベルが足りなくなりがちになる。出現する悪魔がリンゴのレベルより高い間は避けれるザコ戦でも避けずに戦ってレベルを上げていったほうがいいだろう
さらにバランスの良くなった戦闘
メガテンシリーズの戦闘と言えば敵の弱点属性を突いていく「弱点ゲー」であり、タルカジャやラクンダなどのバフ・デバフの強い「カジャ・ンダゲー」だ
ソウルハッカーズ2も敵の弱点属性をつく戦法が基本的に強く弱点をついた時に出現するサバトで全体に追加ダメージをあたえる
属性の数が7種類(物銃火氷雷風魔)とコンパクトになったのも良かったと思う。「核」とか「念」とかまであると探すのが大変だよねぇ
あとは、ムド系とハマ系がなくなり眠りや毒などの状態異常付与する精神攻撃系の魔力属性となった。今作は子守唄などの状態異常スキルでもダメージが与えることができるので強力だ
バフ・デバフについては、重ねがけがなくなり効果は3ターンで切れるのでそこまで強くはなくなった。スクカジャ(スクンダ)なんかは使ってもバリバリ回避するほどの効果は実感できなかった
最近のメガテンのカジャ・ンダは効果時間短いけど、自分は昔の効果時間ないほうが好き
ボリュームは普通
サブクエストの全部クリアとソウルマトリクス3キャラ分4層までクリアしてから真エンドルートでのストーリー攻略で大体エンディングまで50時間かかったのでボリュームは十分だと思った
ただし、かかった時間の大部分に広大なダンジョンであるソウル・マトリクスによる底上げであったり、メインストーリーのダンジョンも中央地区放棄路線や湾岸倉庫西区画など使いまわしがあるのでもっといろんなダンジョンを見てみたかった的なボリューム不足感はあるように思う
やや難ありなソウル・マトリクス
サイドストーリー的なダンジョンとしてあるソウル・マトリクスであるが、これがやたら広すぎる上に景観が無機質でどこに行っても目新しさがないのでキツイ
せめてアロウ、ミレディ、サイゾーの3人でそれぞれ違った景観にしてくれればよかったのに…。だだっ広い上に景色がつまらない道を歩き回るので探索のワクワク感などは皆無だった。しかも、後半は誰がこんなの考えたんだというようなセンスのないワープ迷路で本当に酷かったと思う
キャラの過去を掘り下げるためにダンジョンに潜らせるのは良かったんだけどね
悪魔合体はやはり楽しい
メガテンと言えば悪魔合体。ソウルハッカーズ2もいつもどおりスカウトした仲魔を合体してさらに強い悪魔を作ることができる
洗練された検索合体機能ももちろんあって、あれを継承させてこれを継承させてと自分の考えた最強の悪魔を考えて作り出すのはとても楽しい
悪魔との交渉についてだが今作にも一応あるにはあるがほとんどフィールドに落ちてるアイテムみたいな感じのものになってしまってちょっと残念。メガテンであればやはり戦闘中に悪魔と話して直接交渉したかった
ストーリーの感想
ストーリーの感想はこちらの記事に書きました
ペルソナ路線で行くのは悪くなかったと思うんだけど、それ以前の問題が多かったように思います
以上
ソウルハッカーズ2のレビューでした
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