217本目のゲームレビューです。
評価
60点
〇普通
グラフィックはリアルで良いですが、生活タスクをこなすというオリジナル要素がいまいち活かしきれていないのが惜しいと思いました。
『自宅警備』とは
発売日・対応機種
発売日 | 対応機種 |
2024年9月20日 | PC(Steam) |
どんなゲーム?
インディーゲームスタジオのもくもくソフトが開発・販売する8番ライク異変探しゲーム
自宅で日常タスクをこなしながら異常を発見し24分間警備する
感想など
リアルなグラフィック
『自宅警備』は、大ヒット異変探しゲームの『8番出口』にインスパイアされた所謂「8番ライク」と呼ばれるジャンルで、ワンルームの部屋に一定時間ごとに発生する異常を報告して24分間の自宅警備を完遂するゲームです。
このジャンルのゲームにおいては、ゲームの没入感を高めるためにグラフィックがよりリアルに作られます。本家『8番出口』や『8番のりば』、最近レビューした『フォルスモール』などは、Unreal Engineを使用して非常にフォトリアルなグラフィックで駅やショッピングモールを歩くことができました。
『自宅警備』は、ゲームエンジンに『8番出口』や『フォルスモール』が使用したUnreal Engineは使わず『ウツロマユ』などが使用しているUnityを使用していますが、それでもリアルなワンルームの1室が表現されていて、この点は、特に素晴らしいと思いました。
ただ「自宅警備(員)」って親のそこそこいい一軒家に寄生してるこどおじのことを指して、一人暮らしの人は、無職だろうが自立してるのであまり言わないなーというどうでもいいツッコミを心の中で思ってしまいましたが(^_^;)
生活タスクをこなしてスコアアップ
『自宅警備』では他の8番ライク異変探しゲームと違いを出すために「生活タスクの消化」という要素があります。
タスクには「食事をとる」、「ふろ掃除」、「PCのファイル整理」といった作業があり、実行すればクリア時のスコアがよくなったり実績がもらえます。
ただし、このタスクは面倒くさいだけで全然面白くありません。
単に指定されたWASDキーを押すだけのQTEな上、1回の成功でちょっとしかタスクが進まず、100パーセントまで達するのに結構な回数キーを叩かないといけません。かなりダルい。3つあるタスクでやることが全部同じQTEなのも問題です。
折角、他の8番ライクと差異を図るために作った生活タスクですが、このゲームで一番微妙で気になった点となってしまいました。
タスクがあること自体は悪くないと思うのですがQTEをもう少し洗練して欲しかったですね。
異常探しというか間違い探し
部屋の中で発生する異常は、面白いものからつまらないもの、ややホラーなものまで様々です。
電子レンジをあけたらちっこい人が土下座してたりとか、ホラーというかギョッとするけど天井から手がにょろっと出てるのなんかは面白いと思います。
そんなにホラーな異常はないですが、冷蔵庫やタンスを開けて確認するというのがあるので、扉を開けた瞬間に何か飛び出てくるのではというドキドキ感はあります。
あとは、やはり分かりづらくてなんだかなぁというのもあります。
例えば、冷蔵庫の中のソースがなくなってるだけとか、収納の位置がちょっとずれてるだけとかですね。異常でもなんでもないじゃん…。
見つけにくいものでも、見つけた時には「あっ!」と驚くものがいいですね。サイゼリヤの間違い探しみたいのは微妙です。
しかし、一番問題なのは、出現率こそ低いですが生理的に受け付けない絶対ダメな人にはダメな存在の虫が出現するとこでしょう。
このゲームに限った事ではありませんが、8番ライクのゲームはオプションで不快な異変はオン/オフできる機能があってもいいかもしれませんね。
ホラーはいいけど、とある虫が嫌いという人は要注意です。
以上
『自宅警備』のレビューでした。
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